緊張が抜けないのはなぜ?頑張り続ける人にこそ、身体をゆるめる時間が必要な理由

緊張が抜けないのはなぜ? 頑張り続ける人にこそ、身体をゆるめる時間が必要な理由
「腹をくくる」「腹が据わる」「腹に力を入れる」
私たちは昔から、「腹」というコトバを使って、覚悟や気持ちのあり方、力の入れ方を表現してきました。
私自身、先日、腹から力が入り、身体全体に力が湧き上がるような体験をしました。
それは、普段の生活で意識的に力を入れるのとは少し違う感覚でした。
腹に力が入り、身体全体がすばやく反応する。まるで、戦闘態勢に入ったかのような感覚です。
この体験を通して、改めて考えたことがあります。
必要なときに力を発揮できることと、普段から力が入り続けていることは、同じなのだろうか?
今回は、この問いから、身体の緊張とゆるめることの意味について考えてみたいと思います。
1.危険を感じたとき、身体はすばやく反応する
私たちの身体には、危険を感じたときに、すばやく対応しようとする仕組みがあります。
突然の出来事に驚いたとき、身体に力が入る。
・心臓がドキドキする。
・呼吸が変わる。
・周囲の状況に意識が集中する。
こうした反応を、経験したことがある方も多いのではないでしょうか?
危険を感じたとき、人の身体は対応するために覚醒し、心拍や筋肉の働きなどに変化が生じることがあります。
私が体験した、腹から力が湧き上がるような感覚も、こうした緊急時の反応の一つなのかもしれません。
もちろん、一度の体験だけで、その仕組みを断定することはできません。
ただ、今回の経験を通して、私は改めて感じました。
身体は、頭で考えるよりも先に、状況に応じて反応することがある。
私たちは普段、何かをするときには「こうしよう」「こうしなければ」と頭で考えます。
しかし、すばやい対応が求められる場面では、身体そのものが大きく反応することがあります。
その力は、日常生活を送るうえでも大切なものです。
問題は、そのような反応が起きること自体ではありません。
むしろ、私が考えたいのは、その反対側にある日常の身体の状態です。
2.緊急時に力を発揮することと、緊張し続けることは違う
・仕事で重要な判断を求められる。
・部下や家族を守らなければならない。
・責任のある立場で、失敗が許されないと感じる。
経営者や管理職、個人事業主など、自分の判断が周囲に影響する立場にいると、気を抜けない場面も多いです。
そうした状況で、適度な緊張感が役に立つことはあります。
集中力が高まり、必要な判断や行動につながることもあるでしょう。
ただ、緊急時に力を発揮することと、日常的に緊張し続けることは別の話です。
本来なら一時的なものであるはずの緊張が、仕事や責任、人間関係などによって長く続くことがあります。
・仕事が終わっても、頭の中では次の課題を考えている。
・家に帰っても、明日の予定が気になっている。
・休んでいるはずなのに、身体には力が入っている。
そんな状態が続いていても、本人は気づいていないことがあります。
特に、頑張ることが当たり前になっている人ほど、力が入っている状態を
「いつもの自分」
と感じてしまうのかもしれません。
・多少疲れていても、まだ動ける。
・身体が重くても、仕事はこなせる。
・だから、特に問題はないと思う。
けれども、動けることと、十分に回復できていることは、必ずしも同じではありません。
今すぐ何かを変えなければならない、という話ではありません。
ただ、時々自分の身体に問いかけてみてほしいのです。
「今、私はどこに力が入っているだろう?」
「仕事が終わったあとも、身体はこわばったままではないだろうか?」
「休んでいるとき、きちんと力を抜けているだろうか?」
そんな小さな問いかけが、自分の身体の状態に気づくきっかけになります。
3.頑張れる人ほど、自分の緊張に気づきにくい
責任感が強い人は、目の前の仕事を放り出すことができません。
・自分がやらなければならない。
・周囲に迷惑をかけられない。
・もう少し頑張れば何とかなる。
そう考えて、必要な役割を果たそうとします。
それは、その人が大切にしている価値観でもあるでしょう。
ですから、頑張ることそのものを否定するつもりはありません。
私自身も、何かに取り組んでいるときには、目標に向かって頑張ることがあります。
ただ、頑張れることと、頑張り続けても問題がないことは違います。例えば
・肩に力が入っていることに気づかない。
・呼吸が浅くなっていても、そのまま仕事を続ける。
・疲れているのに、疲れていると認めることを後回しにする。
こうしたことが重なると、自分の身体が今どのような状態にあるのか、わかりにくくなります。
そして、疲れを感じたときでさえ「もっと頑張らなければ」と考えてしまう。
本当は負荷を減らす必要があるのかもしれない。少し立ち止まる必要があるのかもしれない。
それでも、頑張ること以外の選択肢が見えなくなってしまう。
だからこそ、頑張ることと同じくらい、身体の状態に気づくことを大切にしたいのです。
力を発揮するために力を入れることと、力が抜けなくなっていること。その違いに気づくことが、身体との付き合い方を考える出発点になります。
4.だからこそ、普段から心身をゆるめる
必要なときに力を発揮することは大切です。
しかし、いつも力を入れ続ける必要があるわけではありません。
仕事に集中する時間があれば→仕事から離れる時間もある。
身体を動かす時間があれば→身体を休ませる時間もある。
緊張する場面があるからこそ、日常の中で力を抜く時間を持つことにも意味があるのではないでしょうか?
ここでいう「ゆるめる」とは、何もかも投げ出すことでも、いつもリラックスして過ごすことでもありません。
自分の身体が今どうなっているのかに気づき、必要以上に力が入り続けていないかを確かめることです。例えば
・仕事の合間に肩や顎の力に気づく。
・呼吸を無理に変えようとせず、今どのような呼吸をしているかを感じてみる。
・椅子に座ったまま、足の裏が床に触れている感覚に意識を向ける。
・一日の終わりに、身体のどこに疲れやこわばりを感じるのかを確かめる。
それだけでも、自分の身体に目を向ける時間になります。
大切なのは、何か特別なことをしなければならないと考えないことです。
身体をゆるめようとして、かえって「ちゃんとゆるめなければ」と頑張ってしまっては、本末転倒です。
まずは、今の自分の状態に気づく。
力が入っているなら、入っていることに気づく。
疲れているなら、疲れていることを認める。
すぐに変えようとしなくても構いません。
自分の身体の状態を知ることは、今の自分に必要なものを考えるための第一歩です。
5.身体をゆるめる感覚を、実際に確かめてみる
自分の身体に目を向けることが大切だとわかっていても、日常の忙しさの中では、難しいことがあります。
仕事や家庭のことで頭がいっぱいになり、自分の身体のことは後回しになってしまう。
休む時間があっても、どうすれば力を抜けるのかわからない。
そんな方にとっては、自分の身体に意識を向ける時間を、意識的につくることも一つの方法です。
ゆかいさぽーとのホットストレッチは、身体をゆるめる時間を持ち、自分の身体の感覚に目を向けるための選択肢の一つです。
施術を受ければ必ず身体が変わる、ということではありません。
また、施術者が一方的に身体を変えることを目的にしているわけでもありません。
大切にしているのは、身体に触れられる感覚や、温かさ、身体のこわばりなどに意識を向けながら、今の自分の身体がどのように感じられるのかを確かめていくことです。
普段は仕事や責任に向けられている意識を、少しだけ自分の身体へ戻してみる。
いつも頑張っている自分が、どのような状態にあるのかを感じてみる。
そんな時間が、自分の身体との付き合い方を見直すきっかけになるかもしれません。
もし、日常の中で力が抜けにくいと感じているなら、身体をゆるめることを体験してみるのも一つの選択肢です。
緊急時に力を発揮するためにも、普段の身体を知っておく
今回、腹から力が湧き上がるような体験をしたことで、私は改めて
身体が持つ反応について考えることになりました。
必要なときに力を発揮する。
状況に応じて、身体がすばやく反応する。
それは、私たちの身体が持つ働きの一つなのだと思います。
ただし、その体験があったからといって、普段から力を入れておけばよいということにはなりません。
緊急時に力を発揮することと、日常的に緊張し続けることは違います。
だからこそ、普段から自分の身体の状態に目を向け、必要に応じてゆるめる時間を持つことが大切なのではないでしょうか。
頑張ることをやめる必要はありません。
責任を手放す必要もありません。
ただ、頑張ることだけが選択肢になっていないか、ときどき振り返ってみる。
そして、自分の身体が今、何を必要としているのかを考えてみる。
身体を鍛えることも、力を発揮することも、ゆるめることも、すべては自分の身体と付き合っていくための選択肢です。
もっと頑張ろうとする前に、今の自分の身体はどんな状態なのか。
その問いを、日常の中に置いてみてください。
自分の身体に目を向け、ゆるめる時間を持ちたい方へ
仕事や責任を優先する日々の中で、自分の身体の状態を確かめる時間は、つい後回しになりがちです。
ゆかいさぽーとのホットストレッチは、身体をゆるめる感覚を確かめ、自分の身体との付き合い方を見直すきっかけとしてご利用いただけます。
「最近、力が抜けにくい」「自分の身体の状態に目を向ける時間を持ちたい」と感じている方は、ホットストレッチの内容をご覧ください。
無理に何かを変えようとするのではなく、まずは今の自分の身体を知ることから。
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