考えすぎて疲れる人へ|頭ではなく身体で起きていること

考え続けることで、状況は本当に良くなるのでしょうか?
忙しいときより、落ち着いた時のほうが苦しい
仕事が忙しいときは、何とか動ける。
やるべきことをこなし、目の前の課題に集中している間は、不安を感じる余裕もありません。
ところが、一段落すると、急に不安になる。
何とも言えない虚しさが押し寄せる。
胸がつかえるような感覚になる。
そんな経験はありませんか?
「時間ができたはずなのに、なぜこんなに苦しいのだろう。」
そう感じて、自分を責めてしまう人も少なくありません。
脳は放置すると、グルグルと動き続ける
こうした状態になると、
「考えすぎだからだよ」
「もっと前向きになろう」
「気分転換したら楽になるよ」
そんなコトバをかけられることがあります。
もちろん、気分転換が役立つこともあります。
しかし、それだけでは変わらない人がいるのも事実です。
なぜなら、問題は考え方だけではないからです。
原因は頭ではなく身体が休めていないから
「考えないようにしよう」
そう思えば思うほど、頭の中は動き続けます。
答えを探し、原因を探し、未来を予測し続ける。
これは意志が弱いからでも、考えすぎる性格だからでもありません。
本当は、身体が安心できていないのです。
身体が安心を感じられない状態では、脳は「まだ安全ではない」と判断し続けます。
その結果、
「もっと考えれば解決できるかもしれない」
と、答え探しをやめられなくなるのです。
身体では何が起きているのか
考え続けてしまう人の身体では、
・身体がこわばる
・呼吸が浅くなる
・神経が休めない
という状態が起きています。
すると、脳は安心するための情報を探し続けます。
考えているというより、
身体が安心を求めている状態です。
これまでの記事でもお伝えしてきたように、
・呼吸が浅い
・力が抜けない
・安心できない
・「ちゃんとしなきゃ」が抜けない
こうした状態は、すべて神経の緊張と深くつながっています。
思考は、その結果として現れていることが少なくありません。
必要なのは「頭を止めること」ではない
考えること自体は悪いことではありません。
仕事でも人生でも、考えることは必要です。
問題なのは、
安心できない身体が、考え続けることで安全を確保しようとしていることです。
身体が警戒している限り、頭は休むことができません。
だから必要なのは、思考を無理に止めることではなく、
身体が安心を思い出せる状態をつくることです。
呼吸が深くなり、身体のこわばりがゆるみ、神経が落ち着く。
そうすると、不思議なくらい自然に頭の中も静かになっていきます。
それが、私が大切にしている「循環」の考え方です。
今日は答えではなく呼吸を感じてみる
もし今、頭の中が忙しいなら、
今日は答えを探すことを少し休んでみませんか?
代わりに、胸やお腹が動く感覚を感じながら、ゆっくり息を吐いてみてください。
「正しく呼吸しよう」と頑張る必要はありません。
ただ、今ここにある身体の感覚を感じるだけで十分です。
そこから少しずつ、身体は安心を思い出していきます。
「考え続けていたのではなく、身体が安心を探していた。」
身体感覚の観察が回復への第一歩
今日は一つだけ。答えを探す前に、身体の感覚を観察してみてください。
その小さな気づきが、回復への流れを取り戻す第一歩になります。
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身体が安心を思い出すと、頭も静かになる
身体は、一人では安心を思い出しにくいことがあります。
長く続いた緊張や、無意識の力みは、自分では気づきにくいからです。
当研究所では、身体の循環と神経の安定を大切にしながら、「心身再調律」という考え方で身体を整えています。
身体が安心を思い出すと、考え続けていた頭も、少しずつ静かになっていきます。
それは、考え方を変えたからではなく、身体の状態が変わったからなのです。
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