休んでいるのに虚しいのはなぜ?

何もしたくないときに考えたいこと
「今日は何もしなくていい」
そう思って、ゆっくり休んでいる。
身体も疲れているから、休むことは必要なはず。
それなのに、なぜか落ち着かない。
何もしていないと、ココロにポカッと穴が空いたように感じる。
「何かしなければ!」
「このままでいいのかな?」
そんな気持ちが出てきて、せっかくの休みなのに休めない。
そんな経験はないでしょうか?
疲れているから休んでいる。
でも、休んでいると虚しくなる。
これは、単純に「やる気がない」ということだけではないのかもしれません。
数十年ぶりにジムへ行って気づいたこと
私自身、最近、数十年ぶりにジムへ行きました。
普段の生活やランニングではあまり使っていない筋肉を使ったので、翌日にはしっかり筋肉痛になりました。
これは、ある程度予想していました。
「まあ、そうなるよね」
という感じです。
ところが、予想していなかったことがありました。
身体を休ませているとき、
ココロにポカッと穴が空いたような虚しさが出てきたのです。
身体は疲れている。
だから休んでいる。
なのに、何もしない時間ができると、なぜか気持ちが落ち着かない。
「何かしていたほうがいいのではないか?」
そんな感覚が出てきました。
筋肉痛になることは想定していました。
でも、休んでいる時間にこんな感覚が出てくるとは思っていませんでした。
「何もしたくない=怠けている」ではない
何もやる気が出ない。
何をするにも気が重い。
身体も疲れている。
そんな状態になると、
「自分は怠けているのではないか」
と考えてしまう人もいるでしょう。
「もっと動かなければ!」
「気持ちを切り替えなければ!」
「せっかく時間があるのだから、何かしなければ!」
と、自分を動かそうとする。
もちろん、生活の中で少し身体を動かしたり、生活リズムを整えたりすることが助けになる場合もあります。
ただ、
休むことさえ頑張らなければならない状態になっていないでしょうか?
疲れているのに、休んでいる自分を責める。
何もしていないことに不安を感じる。
そして、また何かを始めようとする。
そうなると、本当の意味で休むことが難しくなります。
身体を動かしているときと、休んでいるときでは感じるものが違う
私たちは、身体を動かしているときには、身体の感覚に意識が向きやすくなります。
歩く。
走る。
仕事をする。
人と話す。
何かに集中する。
そうしている間は、目の前のことに意識が向いています。
ところが、ふっと立ち止まったとき、それまで気づかなかった感覚が出てくることがあります。
疲れている。
身体が重い。
気持ちが乗らない。
あるいは、コトバにしにくい虚しさがある。
だからといって、
「虚しさには必ず○○という原因がある」
ということではありません。
人によって背景も違います。
仕事や人間関係、生活環境、疲労など、さまざまなことが関係しているでしょう。
ただ私は、こういうときこそ、
ココロだけを見ずに、身体も一緒に見てみることが大切だと思っています。
休むとは、「何もしない」だけではない
休むというと、
寝る。
横になる。
何もしない。
そんなイメージがあります。
もちろん、それも休むことの一つです。
でも、休んでいるのに虚しさが出てくるなら、
「何もしないこと」だけではなく、
今、自分の身体やココロに何が起きているのかを感じる時間
として捉えてみてもいいのかもしれません。
「今、身体は重いな」
「呼吸が浅くなっているな」
「肩に力が入っているな」
「今日は何もしたくないんだな」
それだけでもいい。
すぐに原因を探さなくてもいい。
その感覚を、急いで消そうとしない。
休むことは、何かをしないように頑張ることではなく、今の自分をそのまま感じる時間でもあるのです。
何もしたくない日は、最低限だけでいい
もし、今日はどうしても気持ちが乗らない。
そんな日があれば、無理にやる気を起こさなくてもいいと思います。
食事をする。
必要な仕事だけする。
お風呂に入る。
眠る。
それ以外は、できるだけ予定を詰め込まない。
そして、
「今日はこれだけできればいい」
と決める。
身体の感覚を少し感じてみる。
呼吸を感じる。
身体の重さを感じる。
それだけでも十分です。
何かをすることで回復する日もあれば、何もしないことで回復する日もあります。
人の身体には、活動と休息の波があるのですから。
「身体から人生を見る」ということ
私は、身体の状態を一つのバロメーターとして見ています。
気持ちが落ちている。
やる気が出ない。
何もしたくない。
そうした状態を、ただ「ココロの問題」として捉えるのではなく、
「今、身体はどんな状態なんだろう?」
と見てみる。それは、
身体から人生を見直すということでもあります。
身体がこわばっている。
呼吸が浅い。
休んでいるのに力が抜けない。
そんな状態が続いているなら、
ココロだけを何とかしようとするのではなく、身体の状態にも目を向けてみる。
それだけで、これまでとは違う見方ができることがあります。
そして、身体が少しずつ落ち着いてくると、
「何かしなければ」
ではなく、
「少し動いてみようかな」
と自然に感じることもあります。
回復とは、いつも元気でいることではありません。
動く日があれば、休む日もある。
活動と静けさの波がある。
その波を無理に変えようとせず、また自然に動き出せる自分を信頼する。
そんな回復の形もあるのだと思います。
自分の身体を一人で読み解くのが難しい方へ
「休みたいのに、なかなか身体の力が抜けない」
「何もしていないのに、身体が休まっている感じがしない」
「今の自分の身体が、何を伝えているのかわからない」
そんなときは、一人で答えを出そうとしなくても大丈夫です。
ゆかいさぽーとのホットストレッチは、身体を無理に変えようとするのではなく、
まず今の身体の状態を感じること。
そして、身体が安心できる環境をつくること。
そこから、本来持っている回復する力を思い出していくことを大切にしています。
施術で何かを「治してもらう」のではありません。
身体がゆるみ、呼吸が変わり、自分の身体の感覚に気づいていく。
その時間そのものが、身体との付き合い方を見直すきっかけになるよう進めて行きます。
もし今、休んでいるのに虚しいと感じているなら、
「もっと頑張らなければ!」と考える前に、
一度だけ、自分の身体に目を向けてみてください。
今、身体は何を感じているだろう?
そこから始めてもいいのです。
今日、覚えておきたいこと
休んでいるのに虚しいからといって、休み方が間違っているとは限りません。
何もしない時間に出てくる感覚を、すぐに消そうとしなくてもいい。
身体を感じる。
最低限だけにする。
少し待ってみる。
そして、また自然に動きたくなる日を待つ。
それもまた、身体との付き合い方の一つです。
身体から人生を見直す。
その視点を、少しだけ持ってみてください。
「休むことまで、頑張らなくていい。」
そんな時間が、今を生きる私たちに必要なのかもしれません。
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